統合失調症患者の神経細胞でレトロトランスポゾン配列が増大 [東京大学大学院医学系研究科]

東京大学大学院医学系研究科(分子精神医学講座 岩本和也特任准教授、文東美紀特任助教)および理化学研究所 脳科学総合研究センター(精神疾患動態研究チーム 加藤忠史チームリーダー)の研究グループは、慶應義塾大学、新潟大学、奈良県立医科大学と共同で、脳の発達中に、神経細胞のゲノムの中で、LINE-1(ラインワン)と呼ばれる転移因子(レトロトランスポゾン)が増えることが、統合失調症の病態に関わることを明らかにしました。本研究の成果は、統合失調症の病態の理解に大きな手がかりを与えるとともに、統合失調症の治療法、診断法や発症予防法の開発に寄与すると期待されます。

http://www.h.u-tokyo.ac.jp/press/press_archives/20140102.html

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