量子コンピュータを実用性で超える新アーキテクチャーを開発 [富士通研究所]

株式会社富士通研究所(注1)(以下、富士通研究所)はトロント大学(注2)と共同で、実社会における様々な課題解決のため、膨大な組合せの中から最適な組合せを探す組合せ最適化問題(注3)を解く新しい計算機アーキテクチャーを開発しました。このアーキテクチャーは従来の半導体技術を用いており、柔軟な回路構成を採用することにより、現行の量子コンピュータ(注4)より多様な問題を扱えます。また、最適化演算を行う演算回路を複数用いて並列動作させることができ、問題の規模や処理速度をスケーラブルに向上させていくことが可能です。今回、アーキテクチャーの最小構成要素となる基本最適化回路について、FPGA(注5)を用いて試作し、一般的なコンピュータに比べて約1万倍高速に計算できることを確認しました。

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2016/10/20-1.html

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