鹿島(社長:押味至一)は、光ファイバーを用いたひずみ計測技術を応用し、PC(プレストレストコンクリート)に使用するPCケーブルの張力を計測する技術を、住友電工スチールワイヤー株式会社(兵庫県伊丹市、社長:鳥井博康)、ヒエン電工株式会社(大阪市、社長:山鳥剛裕)と共同で開発しました。
この計測技術を、国道115号月舘高架橋上部工工事の内ケーブルと外ケーブル(※)に適用し、PCケーブルの緊張作業時の張力、ならびに定着後や施工完了後の導入張力(コンクリートを圧縮する力)の分布まで、現場で精度よく計測できることを確認しました。
本技術を適用することで、従来困難であったPCケーブルの張力管理を、施工時から維持管理まで的確に行うことができるため、PC構造物のより確かな品質確保に向け、幅広く展開していきます。