“接客”も“万防”も9割は「3配り」 [万引き防止.com]

店舗の万引き対応には課題がある。「3配り」と、「効率経営・人時管理」の意識改革の2点。この2つさえ解決すれば、お客に好かれる店舗になり未来は明るい。出来なければ縮小か店仕舞い。

 3配りとは、“気配り・目配り・声配り”である。多くの店で効率経営の名のもとに人時管理システムが採用されているが、これは作業を時間ごとに決め、これに合わせて店員を張り付けるシステム。作業は、主に品出しだとか、返品とか、陳列整理のことだが、別にレジ掛りなどもいる。特別に指示した仕事も人時管理のもとに行われている。

 店舗の社長が、何よりも目指しているのが、じつはこの効率経営・人時管理。これこそが店舗社長の最大テーマ。“気配り・目配り・声配り”の3配りは、ほとんど付けたし。というよりも眼中・脳裏にない。ところが、これこそがお客に好かれる店作りの基本中の基本。店舗の社長は大きな勘違いをしているのである。その理由は、わかる気がする。

 気配り・目配り・声配りは、売り場の現場にいる店員(ほとんどはアルバイト、パート)だけに求められているものだと思われがちだが、とんでもないこと。なかでも気配り・目配りは、社長や幹部がなさねばならない重要な仕事。

 これをおろそかにしているから、防犯面では穴だらけの店づくり、店員配置、店員教育の結果として、万引き犯やレジ狙い強盗犯に襲われたり、“飼い犬”に手を噛まれる事件が起きてしまう。飼い犬にすれば、飼い主に毎日なぶられていると思っているだろう。社長、幹部らにとって気配り・目配りは、内がどうなっているかを知る重要なテーマであるのだが…。

 さらに、内を見て知って、内に声配りすることは極めて大事。つまり、気配り・目配り・声配りは、売り場の現場にいる店員にとっては対接客で大事なことであると同時に、社長、幹部らにとっても城を堅くするうえで極めて大事なことなのである。今では、この“城を堅くする”という概念がないようだが…。

 とにかく、“接客”も“万防”も9割は「3配り」次第なのである。店舗の社長が最も重要視している「効率経営・人時管理」はホンの1割ほどの重要さであるに過ぎない。

 効率経営をめざし、人時管理をするのは誰にでもできる安易な方策。中学生高校生でも、まず最初にひらめくだろう。ところが直ぐに防犯面や接客面で無理だとわかる。ところが店舗の社長は、中学生高校生でも思いつくことが頭に浮かばず、幹部らもことの是非を考えない横着者揃いだから救われない。深夜に1人勤務が多いコンビニや牛丼店などがレジ狙い強盗に襲われ続けているが、当然の報いといえる。

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