やはり万引き防止には「防犯タグ」を [万引き防止.com]

多くの店舗の出入り口には「防犯ゲート」が設置され、一部の商品にはそれとつながった「防犯タグ」が貼付されています。残念ながら全部の商品に貼付されてはいません。防犯タグは、書店では数百円のコミック本に貼付されているのが多いですが、スーパーや衣料品店などでは千円以下の商品には貼付されていないことが多いです。

防犯ゲートには主に3種類のものが出回っており、防犯タグもそれに合わせた種類があります。防犯ゲートの方式に合わせて、1つ(枚)の単価が3円ぐらいのものから1個13円ぐらいのもの主流でしょう。防犯タグには特殊なタイプで1個数百円するものもあります。種類はありますが、防犯タグは貼付する商品に合わせるべきです。単価が高いからダメというものではありません。商品に合っているかどうかです。

9月2日のメルマガで<「防犯タグ」の花を咲かそう“効率経営”を腹八分目にして>という見出しで防犯ゲートと防犯タグの効用について書きました。そして去る9日、防犯タグを“安い商品にも”貼付しておいたおかげで万引き犯を逮捕するという“実例”が生まれました。防犯タグは万引きを防ぐだけでなく犯人逮捕にもつながるのです。

“安い商品にも”と書きましたが、実例を作った店では販売価格69円のハムにも貼付していたのです。どうして“たかが”69円のハムにも「防犯タグ」を貼付していたかと言えば、ロースハムが盗まれることが多かったからというのです。口では万引き防止と言う店が多いのですが、口だけでなく行動もしていた店があったのです。真似をすべきです。

概要を紹介しましょう。去る9日、「防犯タグ」付きハムを万引きした74歳の男が逮捕されました。宮崎県警・延岡署が9日、ハム1パックを万引きしたとして宮崎県延岡市稲葉崎町3の無職の男(74)を窃盗(万引き)容疑で逮捕したのです。同日午後3時10分頃、延岡市内のドラッグストアで販売価格が69円のロースハム1パックを万引きした疑いです。容疑を認めているということです。

同店では以前からロースハムが盗まれる被害が頻発し、そのためにハムに「防犯タグ」を付けて警戒していたというのです。そして9日午後、万引き行為を店の出入り口に設置してある「防犯ゲート」が感知して、万引きを知らせる警報が鳴ったのです。そのため従業員が店外にいた男を呼び止めたのですが男は逃げてしまいました。

しかしその後、店からの通報を受けて捜査していた延岡署員が店の近くで容疑者らしい男を見つけ職質の結果、取り押さえ逮捕したのです。男は逮捕された時、現金約8千円もの金を持っていたそうです。8千円もの金を持ちながら万
引きする!。まさに今の時代を表した万引き犯逮捕事件と言えるでしょう。それにしても防犯ゲート、防犯タグの効果はお見事です。

繰り返しますが、9月2日のメルマガ<「防犯タグ」の花を咲かそう“効率経営”を腹八分目にして>では、おおよそ次のようにも書きました。

効率経営と人時管理の欠点を解決するために「防犯タグ」に着目してください。「防犯ゲート」設置店で細々と使われているものです。「防犯タグ」をほとんどの商品に付けるのです。防犯タグが付いたままの商品を万引きすれば、出入り口にある「防犯ゲート」が察知してアラームを鳴らして教えてくれます。それに気付いた店員が近づいて声を掛ければ万引き犯はたいがいは謝ります。

店員の目配りも変わってくるでしょう。こうしないことには、せっかく店舗の出入り口やエスカレーター、エレベーター、トイレ近くなどに設置してある「防犯ゲート」が宝の持ち腐れ状態のままです。防犯タグの購入費用と、防犯タグを商品に付ける人時計算をしなければならないですが、たいしたことではありません。

要は、店から万引きをなくそうという社会的意識に目覚めるかどうかです。万引きなんてものは、店が社会的意識に目覚めて努力さえしてすれば、ゼロにすることは勿論できませんが大部分はなくせるものなのです。そのために「防犯タグ」を沢山貼付し、「防犯ゲート」がアラームを発したら直ぐにその場に駆けつけて声を掛けることです。

そして容疑者のバッグやポケットなどから万引きされた商品が出てきたら、その映像が映っているか記録されているか再生してチェックするのです。映像があったら犯行を裏付けるものとなります。

 

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