消える「魔法数」28 [理化学研究所]

理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、陽子数に対して中性子数が非常に多いマグネシウム同位体(38Mg:陽子数12、中性子数26)を生成、2つの励起準位を観測し、その比の値から38Mgの原子核が、魔法数を持つ原子核の特徴である球形ではなく、大きく回転楕円体に変形していることを見いだしました。これにより、魔法数とされていた中性子数28が魔法数でないことを発見しました。また、この大きな変形状態が中性子数22、24の時にも起きていることが分かりました。これは、理研仁科加速器研究センター(延與秀人センター長)櫻井RI物理研究室のピーター・ドーネンバル研究員を中心とする国際共同研究グループ[1]の成果です。

http://www.riken.jp/pr/press/2013/20131120_1/

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