店舗の「防犯力」強化への道筋 [万引き防止.com]

◇ 店舗の「防犯力」強化への道筋
   まず監視カメラの営業マンに話を聞こう

師走が近づいて、恒例のように銀行強盗やコンビニ強盗などを防ごうと防犯訓練が警察の音頭取りで行われていますが、効果のほどはいかほどでしょうか。店舗の参加者は切実感を持って行っているでしょうか。三歩歩けば忘れてしまうのではないでしょうか。

 いっときの防犯訓練で犯罪が防げたら結構な話ですが、なかなかそうはいかないでしょう。防犯は、そんなに甘くはないのです。店舗の防犯対策が大甘なのは、店員の配置や店員の目付きにしても監視カメラの設置の仕方や運用のやり方(運用していない!)、防犯ゲートの運用の仕方を見れば一目瞭然です。根本が理解されていないせいです。

 今日は監視カメラのことについて書きましょう。一般的には防犯カメラと言っていますが(私は監視カメラという呼称にこだわっています)、これを使いこなしているのは警察だけではないでしょうか。監視カメラは今、町中にあります。店舗の天井には多く付けられていますが、店内装飾の一つに過ぎないのではないでしょうか。

 監視カメラがあったからこそ捜査が捗った、逮捕できたという事例が沢山生まれてきていますが、これは警察の話です。店内や街頭にある監視カメラを警察が利用して捜査に役立たせているのは結構なことですが、これが店舗に出来ないのはなぜでしょうか。

 店舗はもっともっと監視カメラを活用しなければいけません。レジ狙い強盗や万引きが毎日のように起きていますが、この現状を何とかしなければいけないという気になれば、カメラの活用を真剣に考えるはずです。考えてはいるが、社長の身内の誰それの権限が強く首を縦に振らずもう提案する気にもなれないといった類いの話をアチコチで聞いたことがありますが…。

 「現状を何とかしよう」という気持が強く、防犯の知識もあり、考える力も行動力もある人間だと思われていれば、それをバックボーンにして提案すれば何とかなるものです。

 現状を何とかするために、第一歩として、監視カメラの営業マンからもっともっとシツコイくらいに話を聞いてください。営業マンもそうしたいと思っているはずですが、店舗側のほうで「では…」と言って話を終わらせてしまっているのではありませんか。店舗側が「もっと話を聞きたい」という態度を見せれば、営業マンはそれに応えてくれるはずです。

 新しい飲み物を用意して(コーヒーやお茶ぐらいどうということはないでしょう?)、改めて話を聞けば防犯の参考になることが幾らも得られるはずです。参考になる話が出来ない営業マンだったにしても、積み重ねていけば素晴らしいアイデアを提案してくれるはずです。

 店舗のみなさん、とにかく監視カメラを防犯に役立ててください。店舗は横と連絡を取り合って「防犯カメラをもっともっと活用する研究会」ぐらいの監視カメラを活用するための組織を立ち上げることぐらいのことを考えてみませんか。

 監視(防犯)カメラだからと言って、大掛かりなものにする必要はありません。
ホームセンターなどで売られているペットなどを守る、あるいは簡単なホームキュリティ用のもので店内を見張ることが出来ます。店舗が本当に防犯を考えているのなら改めて監視カメラの営業マンに来てもらって、「カメラをもっともっと活用して防犯に役立てたい、そのためにはどうしたらよいか」と相談してください。

 ふた昔ぐらい前までは門柱や玄関に「物売り犬お断り」とか書いたものを貼り出している家がありましたが、店舗の方々の気持はまだこれに近いのではないでしょうか。“けんもほろろ”といった素っ気ない応対をしていたら同じようなものです。

 レジ狙い強盗や万引きなどの知識も知恵も、監視カメラの知識も知恵も店舗のそれはまだまだ不十分です。それが店舗に「防犯力」がなく、犯罪者に付け狙われる原因となっているのです。

 監視カメラを警察は上手に使っています。店舗は見習ってください。
 ☆ 「黒子のバスケ」毒物混入事件で監視カメラに不審人物が映っていました。
 ☆ 映像を公開することでコンビニ強盗を逮捕(石川県警・津幡署-1月16日、警視庁・荻窪署-11月20日)
 ☆ コンビニ商品にくぎを混入した男を逮捕(兵庫県警・垂水署-11月20日)
 ☆ 置引きでブラジル国籍の43歳男を逮捕(三重県警・伊賀署-11月18日)

 生活のため手っ取り早く店舗を狙う人が増えています。悪さをした人は警察に届け出て捕まえてもらってください。それには監視カメラが一番です。それに匹敵するのが防犯ゲートです。

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