藻類の光合成の新しいエネルギー変換装置を解明 [科学技術振興機構]

今回、東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻の渡辺 麻衣 特任研究員と池内 昌彦 教授らの研究グループは、光合成によって二酸化炭素だけではなく、空気中の窒素を窒素化合物に変換(窒素固定)できる藻類の一種アナベナから、明反応において光エネルギーを集める役割(アンテナ装置)を果たすタンパク質の複合体(フィコビリソーム注2))と集めた光エネルギーを化学エネルギーに変えるタンパク質の複合体(光化学系Ⅰ超複合体)が相まって形成する超複合体(図1)を単離し、これまで知られていなかったその役割と構造を解明しました。また、この超複合体の形成に必須のタンパク質性因子も発見しました。このタンパク質性因子の発現を人為的に強化することで、光合成の反応のうち、光化学系Ⅰよる駆動を必要とする光合成生物を創り出せる可能性が示唆されました。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20140204/index.html