細胞内の運送屋、タンパク質「ダイニン」の自己制御メカニズムを発見 [NICT]

NICT 未来ICT研究所の鳥澤嵩征研究員、古田健也主任研究員と、東京大学大学院 総合文化研究科の豊島陽子教授らの研究グループは、ヒトの細胞の中の主要な物質輸送を担っているモータータンパク質であるダイニンが、活動の必要がないときに、その運動活性を自ら抑制(不活性化)する能力を持つことを発見しました。細胞の中で何重にもわたる厳密な制御を受けているダイニンにとって、最も基本となる運動制御のメカニズムを明らかにしたことで、細胞内の輸送ネットワークにおける高次の制御メカニズムの解明や、ダイニンが担うとされているウイルス感染症に対抗する薬品開発につながることが期待されます。

http://www.nict.go.jp/press/2014/09/30-1.html

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