NECは、高層ビル・地下街・工場などにおいて、無線がつながりにくい場所でも、高速で安定した無線通信を可能にする光ファイバ無線システムを開発しました。
本システムは、携帯電話の基地局や無線LANのアクセスポイントを、装置本体とアンテナ部に分離し、その間の信号伝送に、デジタル化に伴う雑音を半減する位相同期型デジタル変調方式(注)を適用したものです。
これにより、基地局やアクセスポイントに従来必要であったアナログデジタルの変換や周波数変換が不要になるため、アンテナ部が従来の約1/5とカードサイズに小型化可能となり、様々な場所に設置して電波の不感地帯を解消することができます。