「見えない」ナノフレア、太陽X線超高感度観測で発見した存在の証拠 [JAXA]

国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所の石川真之介研究員率いる国際共同研究グループは、硬X線観測装置を搭載した太陽X線観測ロケット FOXSI(Focusing Optics X-ray Solar Imager)と太陽観測衛星「ひので」の観測データから、一見太陽フレアが起きていないように見える領域でもナノフレア(微少なフレア現象)の発生していることを示すことに成功しました。ナノフレアが頻繁に発生することによって、数百万度のコロナが保たれるとする仮説は、「コロナ加熱問題」を解決する有力な説の一つとなっています。今回の結果は、コロナ加熱を説明する理論モデルに大きな制限を与えることになります。

http://www.jaxa.jp/press/2017/10/20171010_hinode_j.html

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