凝集化するタンパク質1分子の励起運動を初観察! [産総研]

 生体内タンパク質分子の異常凝集として有名なアミロイドーシス(注2)は、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経系疾患から、II型糖尿病などの内分泌疾患、プリオン病など20種類以上に及ぶ疾患との関係が議論されています。しかし、それぞれの疾患に対する有効な治療法は現在まで確立されていません。これら未解決の主原因として、生体内溶液中でのタンパク質分子の動的な振る舞いに関する情報の欠如が挙げられます。本研究では、タンパク質溶液の局所的な1分子動態観測とその計測技術の確立を目的とし、凝集化プロセスのモデルケースとして、過飽和溶液(注3)条件下での分子凝集に着目しました。
http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2017/pr20171102/pr20171102.html

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