人工知能が「繰り返し成長すること」で計算コストを1/3600に削減~界面構造を高速に決定し、高性能な物質開発を加速~ [科学技術振興機構]

東京大学 生産技術研究所の溝口 照康 准教授、小田 尋美 学院生(研究当時)、清原 慎 大学院生、東京大学 大学院新領域創成科学研究科の津田 宏治 教授らの研究グループは、機械学習注1)の転移学習注2)という技術を活用して人工知能が繰り返し成長することで、物質の界面注3)の構造を決定するための計算コストを1/3600まで削減することに成功しました。

界面は物質中に多数含まれる欠陥で、その構造が物質のさまざまな機能と密接に関係しています。そのため、界面構造を決めることは物質研究の中でも最も重要な研究課題の1つです。しかし、界面には無数の種類が存在し、さらにその一種類の界面の構造を決定するだけでも、数千~数万回という膨大な量の理論計算注4)が必要でした。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20171115/index.html

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