建設重機10台を遠隔操作できる「無人化施工システム」を開発 [鹿島]

鹿島建設株式会社

鹿島(社長:中村満義)は、建設重機10台を同時に遠隔操作できる「無人化施工システム」を開発しました。

 当社では、従来からダムなどの大規模造成工事において、高精度かつ効率的に工事を進めるため、情報化施工技術を積極的に導入してきました。また、地震をはじめ水害や火山災害などの自然災害の発生した際、より安全な場所から復旧工事を行うための無人化施工技術(遠隔操作技術)を開発し、雲仙普賢岳噴火の除石工事、有珠山噴火の緊急砂防対策工事などに活用してきました。

 このたび開発したシステムは、当社の無人化施工・遠隔操作に関する技術とノウハウを結集し、建設重機10台(解体用重機8台とクローラクレーン2台)を同時に、約500m離れた場所から遠隔操作を実現したものです。多数の無線周波数が錯綜した作業環境下における複数台の重機操縦信号やカメラ映像の大容量データ伝送、遠隔操作を行うための長距離通信など、これまで適用されていなかった技術も駆使しています。

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