半導体メーカーのローム株式会社(本社:京都市)は、産業機器や太陽光発電のパワーコンディショナー等のインバータ、コンバータ向けに、耐圧1200Vの第2世代SiC(シリコンカーバイド:炭化ケイ素)MOSFET「SCH2080KE」を開発しました。低損失かつ高信頼性を実現したことにより、さまざまな応用で機器の低消費電力化・小型化に大きく貢献します。
同製品は、世界で初めてSiC-SBDとSiC-MOSFETの1パッケージ化に成功しました。内部ダイオードの順方向電圧(VF)を70%以上低減し、低損失化を実現するとともに部品点数削減も可能になります。
生産拠点は、ローム・アポロ株式会社(福岡県)で、6月からサンプル出荷を開始し、7月より順次量産を開始します。