サルとヒトの視覚情報を伝える線維束の類似性を発見 [情報通信研究機構]

NICT脳情報通信融合研究センター(CiNet)では、脳に学ぶ新たな情報通信技術の確立を目指し、脳科学と情報通信技術とを融合した研究開発を推進しています。今回、CiNetの竹村浩昌特別研究員(JSPS特別研究員)をはじめとする研究グループは、米国、ドイツの研究機関の協力で計測されたサルの脳を対象としたMRIデータを用いて、視覚情報処理に関わる線維束を調べる研究を行いました。サルとヒトの脳を対象としたMRIデータを比べた結果、サルとヒトのVertical Occipital Fasciculus(VOF)の間に類似性のあることが明らかになりました。また、136年前の研究で報告されながらも、長きにわたり解明されていなかったVOFと呼ばれる線維束を再発見しました。

http://www.nict.go.jp/press/2017/03/23-1.html

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