酵素に学ぶ金ナノ粒子触媒 [物質・材料研究機構]

独立行政法人物質・材料研究機構(理事長:潮田 資勝)高分子材料ユニット(ユニット長:一ノ瀬 泉)の三木 一司グループリーダーらは、酵素の物質取り込み機能を模倣した高活性の金ナノ粒子触媒の開発に成功した。

新型触媒は生体反応における触媒として生命活動を支えている酵素を模倣したものである。金属酵素は、活性中心に触媒となる金属原子を持ち、周辺を取り囲むタンパク質が特定物質を活性サイトに取り込む機能を持つことで極めて高い活性と選択性を発現している。この金属酵素の構造を、アルカンチオール分子で被覆された金ナノ粒子で模倣することで、金属酵素類似の触媒活性を実現することに成功した。

http://www.nims.go.jp/news/press/2012/10/p201210031.html

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