自然界に存在する鉱物で熱電発電を可能に [産総研]

北陸先端科学技術大学院大学(JAIST) マテリアルサイエンス研究科の末國晃一郎助教、小矢野幹夫准教授、産業技術総合研究所(産総研) エネルギー技術研究部門 熱電変換グループの太田道広研究員、山本淳研究グループ長、理化学研究所(理研) 放射光科学総合研究センター 理研RSC-リガク連携センターの西堀英治連携センター長らは、自然界に存在し、身近な元素である銅と硫黄を多く含む鉱物のテトラへドライトが、400 ℃付近で高い熱電変換性能を示すことを発見しました。さらに、この高い性能は、複雑な結晶構造と銅原子の異常大振幅原子振動に起因した極端に低い熱伝導率によることを明らかにしました。これらの成果は、身近な元素からなる材料を用いた、環境にやさしい熱電発電の実現に大きく寄与するものです。

http://www.aist.go.jp/aist_j/new_research/nr20130215/nr20130215.html

 

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