万引き対策は何に学ぶか [万引き防止.com]

  小は万引きされる原因?から始まって、大は先の大戦の開戦の原因は?敗戦の原因は?靖国参拝の中韓の反発の原因は?高度成長した原因は?バルブがはじけた原因は?デフレが進むままの原因は?国民間で格差が広がるままの原因は?。これらの原因を考えたことがあるでしょうか。

 “賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ”と言われています。歴史に学ぶというのはどういうことでしょうか。具体的には書物を読むしかありません。しかし、けっこうコストがかかります。万引きして手に入れますか。書物を買ったら保管スペースも必要です。かなりの広さを要します。我が家を見てください。中古書店に売ることのできるのは大したものではないでしょう。経験に学ぶというのはどういうことでしょうか。

 ここに一つ大事なことが抜けています。じつは“学ぶ”というのは、“考える”ことなのです。賢者は歴史を考えるのです。先の大戦の原因、敗戦した原因、靖国参拝で中韓が反発する原因、高度成長した原因、バルブがはじけた原因、デフレが進むままの原因、国民間で格差が広がるままの原因。政治家、高級官僚、マスコミはこれらの原因を考えたことがあるでしょうか。あなたはどうですか。昔辿った道を歩き始めた気がしてなりません。

 ところで万引きですが、書物を読むといっても、あまり多くありません。そして、最大の欠点は万引きをなくすために真髄を突いたものがほとんどありません。店舗の欠陥・欠点を取り上げていません。やるべきことにほとんど触れていません。

 これでは書物からはほとんど学びようがありません。何冊かを読んだだけで学んだつもりになってはいけません。少なくも“考えながら”読まなければいけません。“考えながら”読めば多少は真髄がわかります。考えながら読む-これが学ぶための唯一最大の条件です。

 万引きについての書物は少ないですが、チェーン展開していている店舗の中には万引き犯を捕まえたとか逃がしたといった事件の報告書が埋もれているはずです。じつは、これを万引きの歴史書として読み直す-学ぶ-考えることこそが万巻の書物を読むよりも万引き対策を構築するうえで役に立つでしょう。

 万引き事件の報告書は、店舗全体の万引きの歴史書です。これを元にすれば、万引きについての知識を得るだけでなく、考えることを行えば万引きをなくすことに役立たせることができます。これを行える人こそが賢者です。事件の報告書に目を通しても何も考えないから活かせないのが愚者です。

 店舗に万引き防止の賢者はいるでしょうか。稀に万引き防止に熱意のある人がいます。その人を“見付けて”万引き防止を担当する“組織”の長にするべく指導すればいいでしょう。そして時期を見てその人が店長を、また店員を指導するように仕向ければいいでしょう。そうすれば共々に賢者に育つことができます。店員のほとんどはアルバイト・パートで、半年1年もすればいなくなってしまいます。しかし、長続きする人もいます。そういう人の中からも賢者を育てることができます。

 ドイツの哲学者ヘーゲルは“歴史を学ぶと、我々が歴史から学んでいないことがわかる”と言ったといいます。たしかにそのようです。しかし、せめて万引きぐらいは、歴史-万引き事件の報告書から万引きを学び、万引きをなくす方策を考えてもらいたいものです。

 今日は6日の広島に次いで長崎に原爆が落とされた日。68年経っても原爆被爆で亡くなる方がいます。東電・福島原発はいまだに収束していません。それどころか放射能汚染水が1日300トンも海に流れ出ていたのが新たに明らかにされました。原爆の目をそむけたく悲惨な写真、福島原発の壊れた建屋の写真などを見て海外のお偉いさん方もそうですが、反原爆・反原発にどうして考えが及ばないのでしょうか。

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