理化学研究所(理研、野依良治理事長)は、統合失調症の症状を示すモデルマウスを用いて、海馬[1]における記憶を担う脳内ネットワークに異常があることを発見しました。この脳内ネットワークの異常は、ヒトの統合失調症などの複雑な精神疾患の症状を起こす一因となっている可能性があります。これは、理研脳科学総合研究センター利根川進センター長(米国マサチューセッツ工科大学 RIKEN-MIT神経回路遺伝学研究センター教授)RIKEN-MIT神経回路遺伝学研究センター利根川研究室のジャンヒャップ・スー(Junghyup Suh)研究員らの研究チームによる成果です。