インスリン作用の細胞内ビッグデータから大規模代謝制御地図を自動的に描く方法論を確立 [科学技術振興機構]

東京大学 大学院理学系研究科の柚木 克之 助教と久保田 浩行 特任准教授、黒田 真也 教授は、慶應義塾大学の曽我 朋義 教授、池田 和貴 特任助教、九州大学の中山 敬一 教授、松本 雅記 准教授、大阪大学の三木 裕明 教授、船戸 洋佑 助教らとの共同研究により、タンパク質リン酸化と代謝物質の2つのオミクス階層にまたがるネットワークを網羅的に再構築する方法論「トランスオミク ス解析」を世界に先駆けて確立しました。タンパク質リン酸化と代謝物質のビッグデータは血糖値の調節に関与しているインスリンをラットの肝細胞に投与して 取得しました。このビッグデータに本手法を適用して、インスリンが作用する分子のネットワーク(インスリン代謝制御ネットワーク)の全貌を初めて明らかに しました。従来は部分的な知見に基づいて推測するしかなかったインスリン代謝制御ネットワークの理解をいっそう深める成果です。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20140815/index.html

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