免疫細胞による新たな感染防御機構の発見 [科学技術振興機構]

東京大学 医科学研究所の後藤 義幸 研究員(現在:米国 コロンビア大学 博士研究員)、清野 宏 教授らの研究グループは、マウスにおいて腸管上皮細胞のフコース転移酵素の発現ならびにこの酵素によるフコースの付加(フコシル化)の誘導に、セグメント細菌注3)を含む腸内細菌が関与することを見出した。さらに、腸管に存在する免疫細胞の一種である自然リンパ球注4)が、インターロイキン22(IL-22)やリンホトキシン注5)を産生することがこれらの誘導に重要であることを発見した。また、フコース転移酵素が欠損しているマウスでは、病原性細菌の一種であるサルモネラ菌に感染しやすくなることも明らかにした。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20140822-2/index.html

error: Content is protected !!
上部へスクロール