理化学研究所(理研、野依良治理事長)と東京大学(濱田純一総長)は、重イオン加速器施設「RIビームファクトリー(RIBF)[1]」を用い、陽子と中性子の数が両方とも魔法数(2重魔法数)となる特殊な中性子過剰核「ニッケル-78[2](78Ni:陽子数Z=28、中性子数N=50)」 の魔法数が健在することを示す実験結果を得ました。これは、理研仁科加速器研究センター(延與秀人センター長)櫻井RI物理研究室の徐正宇(シュー ジャンユー)客員研究員(元東京大学大学院理学系研究科博士課程大学院生)、西村俊二先任研究員、櫻井博儀主任研究員(東京大学大学院理学系研究科教授) を始めとする国際共同研究EURICA(ユーリカ)[3]による成果です。