空中に3D映像を投影する裸眼3Dディスプレイを開発 [科学技術振興機構]

JST 戦略的創造研究推進事業の一環として、慶應義塾大学 大学院メディアデザイン研究科の舘 暲(タチ ススム)特別招聘教授、南澤 孝太 准教授らは、複数のユーザーが同時に裸眼で観察可能な3D映像を空中に投影できる3Dディスプレイ「HaptoMIRAGE」を開発しました。3D 映像は現実の環境に重ね合わせて表示され、ユーザーは特殊な眼鏡を掛けることなく、広い範囲から両眼視差と運動視差を持つ立体映像として観察することがで きます。さらにユーザーと提示映像の間に障害物となる構造がないため、提示映像に直接手を伸ばして操作したり、空中に3Dコンピューターグラフィックスの スケッチを描いたりするなど、現実空間と情報空間がシームレスに融合した、新しい体験が実現します。本研究成果により、公共空間におけるデジタルサイネー ジ、博物館におけるインタラクティブ展示、アーケードゲームなどのエンターテイメントシステムなどの分野において、実物体と融合した相互作用可能な空中 3D映像の利用が容易に実現できるようになることが期待されます。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20140901/index.html

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