低環境負荷の人工硫化銅鉱物で高効率な熱電変換を可能に [産総研]

国立大学法人広島大学(以下、「広島大学」という)大学院先端物質科学研究科の末國晃一郎 助教、高畠敏郎 教授、独立行政法人産業技術総合研究所(以下、「産総研」という)エネルギー技術研究部門熱電変換グループの太田道広 主任研究員らの研究チームは、天然硫化銅鉱物の一種コルーサイトと同じ結晶構造の人工鉱物Cu26V2M6S32(M = Ge, Sn)を合成し、400℃付近で高い熱電変換性能を示すことを発見しました。この物質は、低毒性で地殻中の埋蔵量が豊富なCu(銅)、Sn(スズ)、 S(硫黄)を主成分としているため、レアメタルレスの熱電変換材料といえます。この新しい熱電人工鉱物の発見は、環境負荷の低い高効率熱電発電の実現に大 きく寄与するものと期待されます。

http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2014/pr20141006/pr20141006.html

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