産業用では初となる純国産独自技術の水素液化システムを開発 水素液化試験を開始 [川崎重工]

川崎重工は、産業用では初となる純国産独自技術の水素液化システムを開発し、水素液化試験を開始します。

今回開発した水素液化システムは、播磨工場(兵庫県加古郡播磨町)内の水素技術実証センターに設置され、1日あたり約5トンの水素を液化する能力を 有しています。本システムは、水素液化機、液化した水素を貯蔵する液化水素貯蔵タンクなどで構成されています。本システムは、純国産の独自技術で開発した もので、当社が保有する極低温物質のハンドリング技術や高速回転機械の開発で培ったタービン技術が活用されています。
同システムでは、圧縮した水素ガスを冷凍サイクルで冷やされた水素と液化機内で熱交換しながら冷却することで液化水素を製造します。このほど、開発後の試運転において液化水素の製造が確認され、これにより本格的な性能評価試験へと移行します。

本試験では、水素液化システムの製品化に向けて、性能や信頼性、保守性などを確認するとともに技術改良を行っていきます。また、水素エネルギーの普及に向け、より大型で高効率な液化システムの開発に取り組み、水素インフラ市場での優位性を確保していきます。

http://www.khi.co.jp/news/detail/20141119_1.html

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