難病”クッシング病”の原因遺伝子と発症機構を解明 [東京都医学総合研究所]

 東京工業大学大学院生命理工学研究科の駒田雅之教授、東京都医学総合研究所の田中啓二所長、Medizinische Klinik und Poliklinik IV研究所(ドイツ)のマーティン・レインケ所長らの共同研究グループは、クッシング病を引き起こす脳下垂体腫瘍の原因遺伝子を世界で初めて発見し、その遺伝子(脱ユビキチン化酵素USP8)の変異がクッシング病を引き起こす分子機構を解明した。クッシング病は厚生労働省の特定疾患および難治性疾患克服研究事業に指定された難病であり、その発症機構はこれまで未解明であった。本研究は、脳下垂体腫瘍の切除以外に有効な治療法のなかったクッシング病の治療薬開発に向け、大きな一歩となることが期待される。

http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2014/12/20oc9300.htm

error: Content is protected !!
上部へスクロール