CPU間の大容量データ伝送を実現する、多並列化が可能な光送受信回路を開発 [富士通研究所]

株式会社富士通研究所(注1)は、今後のサーバやスパコンのCPU間大容量データ伝送の実現に向けて、世界で初めて多並列化が可能な光送受信回路を開発しました。

従来、伝送信号の高速化や伝送回路の高密度化に必要な波形整形やノイズの低減を実現するリタイマ回路は、隣接するリタイマ回路間で互いに干渉をおこすため、配置間隔を狭めることが困難でした。回路幅を一般的な光ファイバーの配置ピッチである0.25ミリメートル(mm)に合わせると送受信回路を小さくできますが、それに対しリタイマ回路は0.5mm以上の間隔が必要でした。

今回、リタイマ回路間の相互干渉による影響を定式化し、解析手法を確立することで、光ファイバーと同間隔の0.25mmでリタイマ回路を配置することに世界で初めて成功しました。これにより、光送受信回路の多並列化が可能となります。

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/02/23.html

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