「ナノサイズのコマ」も「歳差運動」と「自転運動」の二種で回る [科学技術振興機構]

国立大学法人東北大学の磯部 寛之 教授(JST ERATO磯部縮退π集積プロジェクト 研究総括)と河野裕彦教授らの共同研究グループは、最先端理論計算を駆使することで、世界最小のカーボンナノチューブ注1)分子ベアリングの動きを精密に解明しました。具体的には、「歳差運動」と「自転運動」の二種の異なる回転様式が存在すること、低温では「歳差運動」が主体、高温ではそこに「自転運動」が加わることを解き明かしたものです。この新知見を分子設計に発展・活用することで、ナノサイズの分子運動が自在制御できるようになると期待させる成果となります。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20150302/index.html

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