超分子カーボン材料のパターン化による細胞の分化制御に成功 [物質・材料研究機構]

国立研究開発法人 物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点 超分子ユニットの南 皓輔 研究員、有賀 克彦 ユニット長と、生体機能材料ユニットの山崎 智彦 MANA研究者らは、炭素材料の1つであるフラーレンの柱状結晶を用いて、(1)水面に浮かべ、(2)圧縮し、(3)基板に転写する、というわずか3ステップの簡便な方法で、細胞培養の足場となる材料の表面に、ナノスケールのパターンを形成することに成功しました。さらにこの足場材料が、筋芽細胞の成長と分化の制御が可能であることを実証しました。細胞の分化制御が可能な足場材料を容易に大面積化できる技術として、本研究成果は、再生医療の発展に大きく貢献することが期待されます。

http://www.nims.go.jp/news/press/05/201506020.html

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