光が表面を散乱せずに伝わる新しいフォトニック結晶を発見 [物質・材料研究機構]

国立研究開発法人 物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA)の古月 暁主任研究者と呉 龍華(ウー ロンファ)NIMSジュニア研究員のグループは、光の透過や屈折を制御するフォトニック結晶において、光を含む電磁波が、表面のみを散乱することなく伝わる新しい原理を解明しました。蜂の巣状に配列された絶縁体や半導体の円柱(ナノロッド)の位置をわずかに調整するだけで、電磁波は結晶の角の部分や欠陥にも散乱されることなく伝わります。この性質は、シリコン等の半導体だけでも得られるため、現在広く普及している半導体技術による情報処理と優れた情報伝播機能との融合によって、新規機能の開発に繋がることが期待されます。

http://www.nims.go.jp/news/press/06/201506080.html

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