分散型電力価格決定の基本メカニズムを考案 [科学技術振興機構]

JST 戦略的創造研究推進事業において、慶應義塾大学の滑川 徹 教授らは、電力自由化注1)後の電力市場で、市場参加者の利益(個人合理性注2))を保証する分散型電力価格決定メカニズムを世界に先駆けて考案しました。

電力系統では、電力需給の不均衡が周波数変動などの電力品質の低下を引き起こすため、電力の需要量と供給量は厳密に一致させる必要があります。さらに、2016年に予定されている家庭向け電力小売自由化や2018~2020年に予定されている発送電分離後には、自身の利益のみを追求し、電力需要量や発電量を決めること(利己的な振る舞い)ができるようになります。そのため、利己的な振る舞いを電力需給のバランスを考慮した振る舞いへと誘導する方法をゲーム理論注3)に基づいて考案しました。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20150724/index.html

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