店舗防犯は気の抜けたビール [防犯研究塾 ]

今年は敗戦70年だが、広島、長崎は世界で始めて原爆を落とされて70年。NHK
が調べたところ、広島に原爆が投下された日付について「昭和20年8月6日」と
正確に答えることができた人は広島市で69%だったという。前回、5年前の調査
を1ポイント下回り、これまでで最も低くなったという。21日に報じられた。

ふだん原爆の問題を話し合う機会がどの程度あるか聞いたところ、「よくある」
「ときどきある」と答えた人は合わせて32%だったが、「あまりない」は44%、「全くない」は24%で全体の3分の2に達したという。

特に20代と30代では「あまりない」「全くない」がおよそ4分の3で、被爆体験を若い世代にいかに継承していくかが改めて課題として浮き彫りになった。

これはNHKが6月26日から3日間、広島市と長崎市、それに全国の20歳以上の
男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」
という方法で世論調査を行い、広島市では1,973人のうち57%に当たる1,130人
から回答を得たのだという。

聞いた3分の2の人が8月6日が何の日か知らないというのには恐れ入る。もっ
とも以前、若い人の中にはアメリカと戦争したことも知らないという調査結果も
あった。教育-というよりも家でも学校でも職場でも居酒屋でもどこでも「話し合う」ことが大事だとつくづく思う。

今それが欠けていないか。親子が揃って一緒に食事し会話しているだろうか。
学校で職場ではどうだろうか。職場では会議があるが、自由に意見を出し合っ
ているだろうか。東芝は、会議で方針を一方的に押し付けて、方針に添わない
意見は即拒否していたのではないだろうか。そう思える。それにしても東芝バッ
シングが起きないのが不思議。かつてホリエモン・バッシングなるものが起きた
が…。

店舗で、万引きやレジ狙い強盗の対処について、会議を開いて自由に意見を
出し合っているだろうか-。売場で仕事をしている“店員”はほとんどがアルバ
イト、パートであり、この人たちの意見が大事だが、この人たちも集めての“防
犯会議”を行なっているだろうか。シフトや時間給の点などで恐らくないと思う。

しかし、シフトや時間給を優先していたら、現場を知るアルバイト、パートを入
れての防犯会議は出来ない。出来ないどころか店舗犯罪の数字を伝えること
が出来ないので、万引きやレジ狙い強盗などに向ける意識が生まれない。

現実に店舗の防犯対策は、気の抜けたビールのようである。あるいは、ここ
数場所騒がれ関脇になったが今場所4勝11敗と大きく負け越した逸ノ城のよ
うだ。図体はデカイが…。稽古不足が否めないと識者は解説していた。最近
の店舗も図体はデカイが防犯の備えがまるでなってない。

(by 佐藤 伸 )