ネットワーク理論に基づいた新しい統合失調症の解析手法を開発 [NICT]

NICT脳情報通信融合研究センター(CiNet)の下川哲也主任研究員と大阪大学大学院連合小児発達学研究科の橋本亮太准教授のグループは、安静時の脳活動の脳画像データに対して脳内を活動の類似性で色分け(モジュール化)することにより、統合失調症患者群と健常者群それぞれに特徴的な脳部位モジュールを推定する安定的な手法を開発しました。
統合失調症のデータに基づく客観的な診断法は未だなく、患者の主観的な症状の申告により医者が診断しているのが現状です。今回開発した手法は、脳のデータに基づく客観的な診断法につながるもので、精神医学領域において注目される成果です。今後、医療の現場で使えるような、医者の診断を補完する自動診断システムの開発に発展することが期待されます。
http://www.nict.go.jp/press/2015/07/28-1.html

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