NEDOのプロジェクトにおいて、三井造船(株)は、従来の中速ガスエンジン発電システムよりも発電効率を1割高めたうえで、2倍以上の負荷変動への追従性を両立する、発電出力3MW級のガスエンジン発電システムを開発しました。
ガスエンジン単体の改良により、発電・コージェネレーション向け3MW級ガスエンジンとしては世界最高レベルとなる47.8%(低位発熱量基準)の高い発電効率を発揮、さらに、ガスエンジンに過給機余剰動力回収システム(THS)、低温廃熱回収システム(VPC)を付加した発電システムとして、発電効率1割向上となる50.6%を実現しました。
2014年12月からプロトタイプ機による発電システムの実環境運転に取り組んでおり、分散型電源用途をはじめ、常用自家発電・コージェネレーション用途、各種災害に備えた非常・緊急対応電源などとして、実用化を目指します。