実用的なGeイマージョン回折素子の開発に世界で初めて成功 [キヤノン]

キヤノンが開発したGeイマージョン回折素子を用いることで、大型望遠鏡に搭載している高分散の赤外線分光器と同等の性能を持ちながら、分光器の体積を約1/64に大幅に減らすことが可能です。これにより、人工衛星に高性能分光器を搭載して打ち上げることや、次世代大型天体望遠鏡の分光器の小型化や、現在運用している天体望遠鏡の分光器の高性能化が可能になります。生命に関連する有機物や分子の検出を行うための赤外線分光観測がより効率的に行えるようになるため、宇宙史や生命誕生の探求に寄与することが期待されます。
製品として提供できる体制はすでに整っており、今後、Geイマージョン回折素子を利用する天文台や研究所などへ販売を進めていく予定です。

http://web.canon.jp/pressrelease/2015/p2015aug06j.html

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