自然免疫応答を発動する新分子「Sherpa」を発見 昆虫モデルから見えた新たな免疫制御メカニズム [科学技術振興機構]

東北大学 大学院薬学研究科の倉石 貴透 元助教(現:慶應義塾大学 医学部 微生物学・免疫学教室 専任講師)と倉田 祥一朗 教授らの研究グループは、ショウジョウバエの自然免疫経路であるToll(トール)経路の新規の細胞内シグナル伝達注1)因子Sherpa(シェルパ)の同定に成功しました。ヒトやショウジョウバエを含むすべての多細胞生物は、細菌やウイルスなどの感染から身を守るため自然免疫というメカニズムを備えています。ショウジョウバエでは、カビなどの感染時にToll経路が活性化することで自然免疫が発動します。しかし、細胞内でToll経路が活性化される仕組みはまだ充分に解明されていませんでした。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20151028/index.html

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