当社はこのほど、外乱光耐性を強化した光学方式タッチパネルを開発しました。
光学方式タッチパネルは、抵抗膜方式タッチパネルのようなセンサーへの物理的接触が無いため、高耐久・長寿命という特性を有しており、不特定多数のユーザーが操作を行うATMや券売機などの用途に広く用いられています。
また、光学方式タッチパネルは、赤外LEDの光が遮られた位置を受光素子が検知する方式であるため、太陽光のような赤外波長を含んだ外部からの光(外乱光)が受光素子へ届いてしまうとセンシングが出来ないことや誤動作を起こすという課題があり、外部の光がタッチパネルに当たる環境下では庇(ひさし)を設置するなどの対応が必要でした。
本製品は、センサーの配置場所と当社独自のセンシング技術を採用する事により、外乱光耐性が当社従来比5倍以上(実測値)に向上しており、タッチパネルに外乱光が入りやすい窓際や屋外での使用を可能としました。