大気化学輸送モデルを用いた新たな手法により地域別のメタン放出量を推定 [国立環境研究所]

国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平朝彦、以下「JAMSTEC」という)地球表層物質循環研究分野のプラビール・パトラ主任研究員らは、国立研究開発法人国立環境研究所(理事長 住明正)地球環境研究センターの研究者らと共同で、二酸化炭素(CO2)に次ぐ重要な温室効果ガス(※1)であるメタン(CH4)(※2)について、独自に開発した大気化学輸送モデル(※3)とメタン濃度観測値を用いて、全陸域を53の領域に分けた各領域での2002年~2012年の放出量を推定した結果から、東アジア(主として中国)からの石炭産業起源のメタン放出量が従来試算よりも少ないこと、熱帯域のメタン放出量は近年の家畜飼育数の増加に伴い増えている可能性があることを指摘しました。

http://www.nies.go.jp/whatsnew/2016/20160201/20160201.html

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