超伝導ダイヤモンドを使った新高圧発生装置を開発 [物質・材料研究機構]

国立研究開発法人物質・材料研究機構 環境・エネルギー材料部門 ナノフロンティア材料グループ 高野義彦グループリーダーの研究グループと愛媛大学 地球深部ダイナミクス研究センター (GRC) 入舩徹男センター長の研究グループは、金属のように電気を通す超伝導ダイヤモンドを、世界で一番硬く割れにくいナノ多結晶ダイヤモンド (ヒメダイヤ) 上に電極として微細加工することにより、新しいダイヤモンドアンビルセル (DAC) を開発しました。この開発によって、数十ミクロンの小さなサンプルに4本の電極をつけるという熟練を要する技術が必要なくなり超高圧下での電気抵抗測定がとても容易になりました。さらに、電極もダイヤモンドにすることで繰り返し利用が可能となり、高圧下物性測定の作業効率や経済性が格段に向上しました。

http://www.nims.go.jp/news/press/2016/02/201602220.html

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