NEDOプロジェクトにおいて、ミズノ(株)はカーボンナノチューブ(CNT)を利用することで炭素繊維強化プラスチック(CFRP)材料の衝撃強度を向上させることに成功しました。これまで困難とされてきたCNTとCFRPの複合化を、CNTの分散性向上によって実現したもので、初の応用先としてゴルフクラブを製品化する見込みです。
ミズノ(株)は、今後、ラケットやバットなどスポーツ分野への展開を図るとともに、将来的には産業分野への応用拡大を目指します。
NEDOは、今回の成果によりCNT実用化がさらに加速することを期待しています。将来的には、航空機や自動車等に用いることで大幅な軽量化と省エネルギー化による低炭素社会の実現を目指します。