約50年ぶりに富士山の地質図を全面改定 [産総研]

約50年ぶりの改定版となる「富士火山地質図(第2版)」を刊行することになった。これは、活火山である富士山の10万年にわたる噴火の履歴を表した現時点における最高精度の実績図となる。地質調査総合センターでは、2001年に富士山の調査研究の必要性が内閣府で議論されたことを踏まえ、1707年の「宝永の噴火」以来、300年間以上静穏を保っている富士山について、約15年間にわたり富士山全域の調査研究を行ってきた。多数の試料を用いた年代測定の結果、過去の噴火の年代をより正確に解明することができたほか、山頂から山麓まで広域に広がる多数の噴火口を新たに発見した。これらの結果をもとに1968年発行の「富士火山地質図」の全面改定を行った。改定版の地質図は、今後、富士山の噴火予測の研究や、防災・減災への取り組みに貢献すると期待される。

http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2016/pr20160715/pr20160715.html