『分化』する超分子集合体を発見、その制御に成功 [物質・材料研究機構]

国立研究開発法人物質・材料研究機構 機能性材料研究拠点 分子機能化学グループの杉安 和憲 主任研究員らの研究チームは、静岡大学理学部 河合 信之輔 准教授、京都大学 関 修平 教授らと共同で、分子が自発的に集合して形成される超分子集合体について、1つの初期状態から全く異なる2つの状態が得られる『分化現象』を発見しました。さらに、成長の「タネ」として添加する超分子集合体の種類を変えることで、1次元のファイバー状集合体と2次元のシート状集合体を選択的につくり分けることに成功しました。「タネ」の量を調整することで長さや面積も制御できます。分子の自己組織化を制御する新手法として今後の材料創製研究に新たな展開をもたらすと期待されます。
http://www.nims.go.jp/news/press/2016/12/201612200.html

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