地上部(葉と茎)を無くしたら根で光合成をすればいい? [東京大学]

色素体(注1)は植物に特有の細胞内小器官であり、細胞ごとにさまざまな役割を担い、多様な細胞の機能を支えています。なかでも光合成を担う葉緑体は植物の成長に必要不可欠ですが、その発達が組織や細胞の機能に応じてどのように制御されるのかはよく分かっていませんでした。東京大学大学院総合文化研究科の小林康一助教、増田建教授、和田元教授と理化学研究所環境資源科学研究センターの岩瀬哲研究員、杉本慶子チームリーダーらの共同研究グループは、モデル植物のシロイヌナズナ(注2)を用いた研究により、地上部(葉と茎)を失った場合、植物は傷害応答因子を介して植物ホルモンであるサイトカイニンの応答を高め、根における光合成能力を向上させることを明らかにしました。
http://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/news/topics/files/201702231400topics-n.pdf

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