地デジ放送波を使った水蒸気量推定手法の開発に成功 [情報通信研究機構]

NICT電磁波研究所は、地上デジタル放送の電波(地デジ放送波)を使った水蒸気量推定手法の開発に成功しました。
リモートセンシング研究室 川村誠治主任研究員らの研究チームは、地デジ放送波の伝搬時間の変化を高精度(ピコ秒精度; 10-12秒)に測定することで、水蒸気量を推定する手法を提案し、ソフトウェア無線の技術を使って開発した測定装置を用いて、水蒸気量推定に成功しました。この水蒸気量推定の観測値を天気予報の数値予報モデルに取り入れて解析を進めることで、ゲリラ豪雨など都市部の局所的な気象現象の予測精度向上に寄与できると期待されます。今後は、関東地域を中心に実利用に向けての実証実験を進めていく予定です。
http://www.nict.go.jp/press/2017/03/09-1.html

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