光ネットワークの伝送性能を高精度に推定する技術を開発 [富士通研究所]

株式会社富士通研究所(注1)(以下、富士通研究所)とFujitsu Laboratories of America, Inc.(注2)(以下、FLA)は、光ネットワークのスループットを向上させる新しい光ネットワークの伝送性能推定技術を開発しました。

既設の光ネットワークに新しい波長を用いて通信経路を追加する場合において、従来は通信経路を構成する光ファイバーや通信機器の伝送性能を正確に計測することが困難なため、光ファイバーや通信機器の設計仕様値を基にして、安全に運用ができるように見積もった上で伝送速度を設定していました。このため本来使えるはずのネットワークスループットに対して制限された状態で運用されていました。

今回、光ネットワークにおいて、運用中の光信号のビット誤り率(注3)を観測することで、光ネットワークの特性を学習し、新たに追加する経路の伝送性能を高精度に推定する技術を開発しました。開発した技術を最大伝送距離1000km程度の光ネットワークを模擬したテストベッドにて評価し、推定誤差が15%以内であることを確認しました。また、実証実験結果に基づいたネットワークシミュレーションを行った結果、ネットワーク全体のスループットを約20%改善可能であることを確認しました。これにより、実際のネットワークのスループットを最大限発揮できるようになり、高効率な通信インフラの提供が可能となります。

http://pr.fujitsu.com/jp/news/2017/03/21.html