国立大学法人 筑波大学 知的コミュニティ基盤研究センター 磯谷 順一 名誉教授、国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 高崎量子応用研究所(以下「QST高崎研」という)小野田 忍 博士、住友電気工業株式会社 アドバンストマテリアル研究所 角谷 均 博士らは、シュツットガルト大学・マックスプランク研究所(ドイツ) Jörg Wrachtrup 教授のグループとの共同研究により、ダイヤモンドの単一のNVセンター(図1)という室温動作・ナノ空間分解能を持つ量子センサ注1)を用いた量子センシングNMRを開発し、20ゼプトリットル注2)の検出体積から、1Hおよび19FのNMRのそれぞれにおいてケミカルシフト注3)の観測に成功しました。