機械学習と無標識画像で細胞の薬剤応答を検出する技術を確立 [科学技術振興機構]

東京大学 大学院理学系研究科化学専攻の小林 博文 大学院生、雷 誠 特任助教(ImPACTチームリーダー)、合田 圭介 教授らは、高速イメージング法である高速明視野顕微鏡を用いてマイクロ流路中を約10m/sで流れる多数の細胞を無標識で連続撮影し、抗がん剤によって生じたがん細胞の形態学的変化を、機械学習により高精度に検出することに成功しました。本技術を利用して膨大な数のがん細胞の形状を調べ、人の目でも見分けの難しい、わずかな細胞変形を機械学習で検出することにより、細胞に対する薬剤応答を評価する方法を確立しました。この知見に基づき、今後新たな薬剤スクリーニングや細胞診断の方法、データ統合生命・医科学としてのIoBMT(Internet of Bio-Medical Things)への展開が期待されます。

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20170929/index.html

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