西インド洋の島国であるマダガスカルでは、2017年8月から肺ペスト感染者数(確定・疑い含む)の報告が増加し、同年10月31日までに1,838名の累積患者と64名の死亡が報告されています(2017年10月、パスツール研究所マダガスカル支部)。世界保健機関(WHO)やユニセフなどの国連機関、国境なき医師団(MSF)等の大型NGOはこの流行を受け、同国への支援を拡大しているところです。
このたび、北海道大学 大学院医学研究院の研究チームは、感染性の強さや感染時の死亡リスク、国外への流出リスクを推定しました。