理化学研究所創発物性科学研究センター創発計算物理研究ユニットのバハラミー・モハマド・サイード ユニットリーダー(東京大学大学院工学系研究科附属量子相エレクトロニクス研究センター特任講師)、東京工業大学科学技術創成研究院フロンティア材料研究所の笹川崇男准教授、英国セント・アンドルーズ大学のフィリップ・キング准教授らの国際共同研究グループ※は、遷移金属ダイカルコゲナイド(TMD)[1]において、物質表面にスピンの向きがそろったトポロジカルな電子状態[2]や、物質内部全体にグラフェンと同様な質量ゼロのディラック電子状態[3]が発現する際の一般的な原理を発見しました。